電力自由化、バイオマス発電、新電力(PPS)における過去16年間の大手新電力(PPS)の役員(社長 8年間、専務取締役4年間)として実業にたずさわった経験についてお話できます
大手の新電力(PPS)の役員として16年間電力自由化を肌で感じながら従事しました。
■その他
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 1999年12月から現在まで
どちらでご経験されましたか?: 新電力(PPS)の大手である住友商事の100%子会社であるサミットエナジーに16年間従事し、現在も現役。
その時どのような立場や役割でしたか?: 8年間は社長として、4年間は専務取締役として従事し現在も現役。
プロフィール 詳細を見る
職歴
サミットエナジー
- 専務取締役
このエキスパートのトピック
-
木質バイオマス発電所(50 MW)を明星セメント糸魚川工場内に設置し2005年よりサミットエナジーに電気を供給。
¥30,000~■ 具体的な経験の内容 電力小売り自由化に即応して2000年5月に住友商事内に 新しい部「エネルギー事業部」 を発足。 更に2001年2月に新電力 「サミットエナジー」を設立し、2001年7月から電力 小売り事業を開始。 小売り用電力の安定供給を図る為、太平洋セメント社との合弁事業 として「サミット明星パワー」を太平洋セメント社の子会社である「明星セメント社 糸魚川工場」内に建設。 サミット明星パワーは50MWの発電出力の大型木質バイオマス 焚き発電所としては当時最大規模。 ■ 実績や成果 サミット明星パワーは、2005年の運転開始以来大きなトラブルもなく、14年間以上安定運転を してきています。 ■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか 同社が直面した最大の問題は、木質バイオマス燃料の安定 供給の確保である。 2005年の操業開始当時は近隣に競合 する木質バイオマス発電所がなかった為バイオマスの調達は 問題もなく出来たが、その後はバイオマス燃料の調達コスト の高騰に苦しめられた。 その危機を乗り越えられたのは 事業パートナーである太平洋セメント社のバイオマス燃料 調達力であった。 ■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無 サミットエナジーは木質バイオマス発電において「サミット明星パワー」での成功体験を踏まえ、2017年 6月には本邦最大規模の発電出力75MW木質バイオマス発電所「サミット半田パワー」を立ち上げ、更に 2018年8月には発電出力 50MWの木質バイオマス発電所『サミット酒田パワー』を運転開始。 ■ 関連する論文やブログ等があればURL ■ お役にたてそうと思うご相談分野
-
エネルギー(電力)における経営者の経験について話せます
問い合わせ1974年住友商事に入社し、燃料本部炭素部に配属。1988年5月〜1994年11月の6年半の間、英国住友商事(London)に燃料課長としてし従事。 1994年11月に帰国し再び燃料本部炭素部に配属されるも、2000年3月の電力小売り部分自由化を見据えた全社横断的な新しい部の編成(エネルギー事業部)に伴い、1999年11月に燃料本部から機電本部に席を移す。 2000年3月の電力小売り部分自由化に即応する形で、エネルギー事業部の子会社として「サミットエナジー(SE社)」を2001年2月に設立し初代社長を拝命。 SE社はPPS(新電力の古い呼称)としては、7番目の届出。 現在の業容は業界第6位で多彩な自社電源を保有する特異な新電力であり、バイオマス発電所の建設では業界一の発電能力を誇る。