大企業の社内システムの再構築による業務適正化についてお話できます。

エキスパート

氏名:開示前


○具体的な経験の内容
グループ全体で15年ほど使用していた与信査定システムの再構築プロジェクトを担当し、要件定義から実装後の運用まで担当しました。最大の課題はデータ移行とルール変更でした。

システム再構築にあたり、与信査定としてのあるべき論を整理し、与信査定ルールも改変しました。

実装にあたり、本社や海外拠点にも全て、何のための変更か、何がどう変わるのか、運用中の問い合わせはどうすればいいか等を全て説明会を実施し、実装後の業務変更ストレスの最小化を行いました。

これらの社内決裁は担当役員クラスによるもので、ITの話が分からない方々に対しての説明も行いました。

○実績や成果
どこまではシステムで行い、どこまでは人で行うかを明確に定義し、業務もワンストップで流れるようなシステムにしました。
その結果、担当も「システムがこう査定しているから」といったような思考だった状態から、「システムはこういう査定方法をしているから、残りの考えるべき要素は」といった思考に誘導しやすくすることができました。
また、予算も当初の予定通り収まりました。

○そのときの課題と解決方法
最大の課題はデータ移行でした。与信査定のルールが歴史とともに変わっていっても、システムの変更をしておらず運用対応にしていました。

また、私の前にも何人も担当者がおり、正しい歴史を全て把握している人が社内にもう存在しておらず、どうしてそんなデータが残っているのか、というケースが目立ちました。

これらを、新しいルールに適応する形で残すにはどう移行すればいいのか、新しいルールはどうあるべきか、本当に全てのデータを残す必要があるのか、という議論が起こり、これからの全社としても与信査定スタンスというものを整理することで、「あるべきデータ移行」を実施し、過去のデータも違和感なく連続した与信管理ができるようになりました。

○お役に立てそうな相談分野
課題の要件定義 / ベンダー探し / 社内政治(決裁含む) / プロジェクトマネジメント / データ移行の問題点 / 予算管理 / 実装後の社員教育 / ITに明るい人がいない場合のシステム開発の進め方 / 古い業界の大企業に当てはまる場合が多いと思います。

■その他
地域: 東京本社
役割: 社内ルール管理、システム開発のマネジメント経験があります。
規模: 単体3,000人超

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氏名:開示前


職歴

双日

  • リスク管理企画部 役職なし 2015/4 - 現在

謝礼金額の目安

¥30,000 / 1時間

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