起業 新規事業 個人輸入・中小企業向け海外との貿易・物流についてのノウハウ・方法を誰よりも分かり易くお伝え出来ます
私の学生時代は、まさに世はバブル絶頂期で空前の売りて市場であり、誰でも容易に就職が見つかる・出来る環境でした。
多くの学生が海外に短期留学するなど、卒業後すぐに就職せず、私も御多分には漏れず、地元の大学を卒業後、オーストラリアのシドニーに1年の予定で語学留学と自分探しの旅に出ました。
高校時代に交換留学生でアメリカのシカゴに約2か月ほど行ってましたので、ある程度の英語力はあり、英語のスキルアップがメインの語学留学で、日中はシドニーの大学で語学勉強、夜は日本レストランで皿洗いのバイトし、週末は思いっきり大好きな海で過ごしてました。ある時、地元新聞に日本航空シドニー支店の求人広告を見つけ、迷わず応募し、同支店に就職することになりました。当初1年の短期語学留学が、最終的には2年半、シドニーに居ました。
同支店では総務部に所属し、日本からのVIP対応など含む、いわば雑用・何でも屋です。ある時、日本・名古屋の大手企業の社長さん達のシドニー港視察団のアテンド業務があり、同視察団の一人である総合物流企業“フジトランスコーポレーション(略語:FTC)”の社長と巡り合い、その会社に就職しました。
FTCでは、トヨタ営業部という花形部署に配属され、トヨタ自動車さんの海外からの輸入品の物流手配を行ってました。かの有名なトヨタ生産方式に対応した物流を覚えることが出来たのがその後の人生の一つの転機です。その部署では3年ほど所属し、得意な語学力を活かし、海外支店、主にアメリカの各支店の現地ローカルスタッフと電話で日々やり取りするなど、社内でも英語が出来る人材が居なく、ある意味、私は異才を放ってました。当時、会社のアメリカ、ロサンゼルス支店に勤務することを夢見ていた私でしたが、ある日、上司に会議室に呼ばれ、“お前、ドイツのデユッセルドルフ(略語:Duss)ってしてるか? 総合商社の三井物産は知ってるよな。三井物産のDuss支店に研修生として、1年、長くても2年の出向して欲しい”との話が舞い込んできました。はじめは内心“欧州? なんでアメリカじゃないんだ…それもDussってどこだ…”と少し戸惑いもありましたが、単身ドイツに赴任することになりました。
参考までに、物流にもいろいろあり、分かり易い物流では、宅配のヤマトさん、日通さんなどの小口配送から、海外からのモノの輸出・入まで凄く奥が深く・広範囲です。
Dussでは三井物産ドイツ支店の物流部の一員として、日々、日本と欧州の物流、加えて日本以外の物流、例えばドイツからロシアへの物流など(専門用語で3国間取引といいます)、さすが総合商社だけあり、モノの動き(物流)がグローバルに展開。物流の仕事は、奥が深くて、特に海外との物流は、多岐にわたる諸規制・法律なども日本のみならず、その持っていく国の諸規制・法律も知っていなければなりません。今でこそ欧州はEUということで、欧州のそれら諸規制はほぼ統一されてますが、当時はドイツ、イタリア、フランス…etc各国がそれぞれ独自の規制を設けており、大変でした、覚えるのに。
ご存知の通り、三井物産は商社であり、モノ・サービスを買い売るのが商売であり、FTCは物流屋であり、モノを買い付けることはしません。ですが、欧州では三井物産の一員として、従来の物流マン以外に商社マンとして活動。
たとえば、Aさんがフランスからモノ、そうですね、香水を輸入して、日本で販売すると仮定した場合、私ならほぼほぼ手配は可能です。その香水メーカーの発掘から契約、物流手配まで、Aさんのニーズを把握して、最終的にAさんの手元に届けます。Aさんは、販売だけに傾注・特化することが出来ます。
当初1年の予定が欧州には最終的に8年駐在しました。Dussに7年、パリに1年、ロンドンに数か月です。
日本発・着の物流・貿易に加え、先ほど述べた3国間取引では世界中にモノを届ける仕事を数多く経験し、皆さまの物流・貿易のお手伝いになれたら幸甚です。
■その他
地域: アメリカ、欧州、東南アジアその他
役割: 世界各国からの輸出入・三国間取引
規模: 国際物流室室長として50名のスタッフをマネージメント