製品設計、金型製作、射出成形加工、海外進出、経営全般。について話せます

私はプラスチック射出成形メーカーの内製金型部門で現場経験２年、ＣＡＤを利用した金型設計４年経験し、その後大型成形品の金型メーカーで営業兼設計技術者として２年間従事し退職後、２７歳で金型設計事務所を開設しました。
◎弊社の概要
　技術力の向上に努力し理想を実現するという意思を表した経営理念『カタチある夢創り』をモットーに弊社は１９９５年に金型設計事務所として創業致しました。
　開業後は、金型製作や金属部品加工の引合いが多くなり、商社機能をもった金型設計事務所として運営して参りましたが、この先コスト競争からは避けられないと感じ２００４年に海外進出を決意致しました。人材の質と低コストの両立を考えベトナムが最良と判断し２００５年７月から順次ベトナム人エンジニアの育成を行い、２００８年１１月にはベトナム・ホーチミンに駐在員事務所を設立致しました。
　技術力を備えた商社として金型構想の検討は元より、成形品の技術上の留意点や懸念箇所の抽出、また完成された成形品の不良対策などを的確に行う事で顧客の信頼を高めて参りました。
手配先の選定については、品質・納期・価格・将来性・融通性など協力工場のデータベース化を行い決定して参りましたが、より風通しの良い生産スタイルが不可欠と判断し、２０１６年にはベトナム子会社で金型工場を稼働させ金型メーカーへと転身を果たしました。更に２０１９年からはベトナム工場に射出成型機を導入し、商品企画から始まり試作品の製作、金型設計、金型製作、成形加工、アッセンブリーと一環生産体制が整いモノづくりのトータルエンジニアとして新たな事業展開を開始する運びになりました。２０２０年に始まったコロナ騒動で海外への渡航制限が出た上、円安の加速で経営戦略を練り直し、２０２１年には日本国内で金型工場稼働、２０２２年にはクリーンルーム完備の成形工場を稼働させました。
◎業務内容
　１つ目はお客様がイメージするモノの形や意匠、機能など製品化に至るまで、抽象的なポンチ絵一枚からでもアイディアを“カタチ”にする商品の企画開発を行っております。
　２つ目の金型設計は国内では珍しい技術者集団で、精密コネクターから大型自動車部品まで対応可能にしており、作業工程は構想設計・３Dモデリング・トレースを分業化しチーム設計を行う事で短納期実現しております。
　３つ目の金型製作は長年培った国内外の協力工場との連携でそれぞれを得意とする金型メーカーの選定により小物から大物まで対応可能です。また弊社ベトナム工場では日本品質を低コストで提供することも可能です。海外調達した金型も２０２１年から開設した国内金型工場で修正やメンテナンスも行えることで、お客様のニーズに合わせ手配先の選定が行えます。
　４つ目の事業は射出成形加工で金型製作と同じく小物から大物まで国内外の協力工場で対応が可能です。ベトナム工場でも量産が行えるため、納品先のグローバル化にも対応できるようネットワークの構築にも力を入れております。また２０２２年から開設した国内成形工場はクラス100,000のクリーンルーム完備で主に食品容器の生産を行っております。

■ 実績や成果
国内では珍しい金型設計集団で精密コネクターから金型重量１０ｔクラスのものまで設計及び製作の対応が可能です。弊社の設計図面を納入後アイデアが革新的であると判断され客先にて特許取得したものもあります。弊社での金型納入実績は６０００型を超えており豊富な実績を有しております。

■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
私の設計知識は殆どが独学に依るものでした。数年の現場知識を元に思案に悩めば現場に駆け下りて製造工程の担当者から意見を頂きました。様々な問題が起きても先輩、上司より教育や指導を受けたというよりは自分で答えを見つけ出してきたことが多いです。

■ 業界構造（トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等）の知見の有無
茨城県内ではベトナム進出は２番目であり、海外の安価な労働力を利用しなければ生き残る道は無いと判断したのは早い時期でした。顧客の求めるものは何であるかを理解し同じことの繰り返しでは衰退していくと思っています。時代とともに自ら変わっていく事が必要だと感じております。

■ お役にたてそうと思うご相談分野
プラスチック成形品の企画開発　金型設計製作　射出成形加工　海外進出　経営戦略全般

まずはお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

■その他
地域: 茨城県筑西市　ベトナム・ホーチミン　　韓国・ソウル周辺　　中国・大連市/東莞市/深圳市
役割: 製品設計　金型製作　射出成形　海外進出　マネジメント
規模: お取引様は一部上場企業など多数