シャープ株式会社における成功と失敗の教訓から、経営戦略・技術戦略のあり方についてお話できます
シャープで、太陽電池の研究開発に約18年間従事し、この研究成果で1992年に大阪大学から工学博士号を授与されました。
この太陽電池の技術を展開し、液晶の研究開発に約12年従事しました。
立命館アジア太平洋大学では、液晶産業、太陽電池産業、半導体産業の研究を行い、2009年に立命館大学MOT大学院から、博士(技術経営)を授与されました。
また、シャープの経営の成功と失敗を分析し、2015年に『シャープ「液晶敗戦」の教訓』(実務教育出版)、および2016年の『シャープ「企業敗戦」の深層』(イースト・プレス)を出版しました。これらの本を基に、テレビ出演、講演、授業、研修等を多数おこないました。
■その他
どちらでご経験されましたか?: 立命館アジア太平洋大学 名誉教授
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: シャープ株式会社にて、太陽電池の研究開発に約18年間、液晶の研究開発に約12年間従事しました。その間に、3年間にわたり米国勤務し、シャープアメリカ研究所研究部長等を務めました。
2004年から、大分県別府にある、立命館アジア太平洋大学で、シャープでの日米の経験を活かし、日本語と英語で「技術経営」を教えるとともに、液晶産業、太陽電池産業、半導体産業等を研究した。
その時どのような立場や役割でしたか?: シャープでは、液晶事業本部の技師長として、液晶研究開発を統括しました。また、シャープアメリカ研究所では、液晶部門のトップとして、米国におけるグローバルチームの研究開発を統括しました。
立命館アジア太平洋大学では、アジア太平洋イノベーション・マネジメント・センターのセンター長として、イノベーション・マネジメントおよび技術経営の研究・社会貢献を主導した。
得意な分野・領域はなんですか?: 得意な分野は、新規事業・商品開発、研究開発管理、グローバル経営管理、シリコンバレー進出、技術の「目利き」、技術移転、技術経営、人材育成のための研修 等です。
シャープで太陽電池の研究開発に約18年間従事し、この研究成果で1992年に大阪大学から工学博士号を授与されました。このため「太陽電池」の技術・経営が得意分野の一つです。
この太陽電池の技術を展開し、液晶の研究開発に約12年従事し、「液晶・ディスプレイ」の技術・経営が得意分野です。
立命館アジア太平洋大学でおこなった、液晶産業、太陽電池産業、半導体産業の研究により、2009年に立命館大学MOT大学院から、博士(技術経営)を授与されました。このため、「技術経営」が得意分野の一つです。
また、シャープの経営の成功と失敗を分析し、2015年に『シャープ「液晶敗戦」の教訓』(実務教育出版)、および2016年の『シャープ「企業敗戦」の深層』(イースト・プレス)を出版しました。
これらの本を基に、テレビ出演、講演、授業、研修等を多数おこないました。
この分野は今後どうなると思いますか?: ディスプレイ産業を事例として、中国のディスプレイ産業、韓国の有機EL事業、日本の液晶・有機E L事業(シャープ、ジャパンディスプレイ)が、今後数年で大きく変化します。この変化に対応できなければ、淘汰されます。
誇りに思う成果はなんでしたか?: 工学博士と博士(技術経営)の理系と文系の二つの博士を持っていることです。
また、シャープの経営の成功と失敗を分析し、2015年に『シャープ「液晶敗戦」の教訓』(実務教育出版)、および2016年の『シャープ「企業敗戦」の深層』(イースト・プレス)を出版しました。これらの本を基に、テレビ出演、講演、授業、研修等を多数おこないました。
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職歴
立命館アジア太平洋大学
- 名誉教授 2017/4 - 現在
- 教授 2004/4 - 2017/3
スタンフォード大学
- 米国アジア技術経営センター/客員教授 2009/10 - 2010/3
- 客員教授 2009/10 - 2010/3
シャープ株式会社
- 技師長 1971/4 - 2004/3
- 技師長 1971/4 - 2004/3
シャープアメリカ研究所(シャープより米国出向)
- 部長 1997/11 - 2000/12
- 液晶本部/副本部長 1997/12 - 2000/7