建築デザイナーから国内外のグループ会社経営・運営について

エキスパート

氏名:開示前


1.大組織建築設計事務所
 日本有数の大事務所にオイルショックの困難な時期に入社。大学の卒業設計が1等をとり、建築学会の卒業設計展に展示され、創業者の社長より評価を受け、事務所の将来を担う若手として、事務所の大型プロジェクトなどを担当させてもらえた。
 在職中に携わった業務は、おもに大型の公共建築物が多かった。設計監理関係では、筑波研究学園都市の森林総合研究所、戸田市立総合スポーツセンター、熊本県立総合体育館(第一回社長賞受賞)、福岡国際センター(多目的ホール、おもに11月の大相撲九州場所開催で知られる)などである。
 企画面は、新東京国際空港の第2期コンセプトプラン、東京ディズニィランドの導入企画、柏市の都市計画を行った。
 対外的な活動は、当時の常務の委託により、NHKの技術本部と打ち合わせを行い、設計者にむけての設計手引き書 丸善発刊の建築資料集成単位空間 スタジオ編の編集委員の一人として参加し、音響関係などの知見を深めたた。この経緯もあり放送局の新設に関して、放送局の使節団に同行し、欧米【アメリカ(シカゴ、ニューヨークの3大ネットワーク放送局)、ドイツ(フランクフルトのZDF)、オランダ(アムステルダム)】に調査を行い、新時代にむけての放送局像を協同でレポート作成した。
 尚、在職中に、45日間の休暇をいただき、大学の研究室のヨーロッパ建築研修に参加し【フランス、スイス、スペイン、ドイツ(ベルリンが主)、オランダ、イギリス(ロンドンのみならずスコットランドのグラスゴーなど地方)】建築面のみならず各文化に対しての知見を深めている。
 在職中に創設された部門が体育館など大規模施設専門とし、現在の新国立競技場コンペなどに繋がっている。
2.法人の外郭団体 
①建築設計監理
 寺院苑のサポート事業を行う会社として設計事務所が必要となり、トップより声をかけられ1級建築士取得後入社した。ゼロベースより設計部門を設立し、2005年まで管理建築士であった。
 設計業務は国内外の寺院の設計監理【日本国内(各都道府県)、米国(サンフランシスコ、ロスアンゼルス、シアトル、シカゴ、ホノルル))、フランス(パリ、ロワール古城の改修)、イタリア(ミラノ)、ドイツ(ミュンヘン)、UK(ロンドン)、ベルギー(アントワープ)、台湾(台北)、シンガポール、スリランカ(コロンボ幼稚園)、タイ(バンコック)、オーストラリア(シドニー)と協同設計含めて150棟位を数える。
 平行して、企画面で管理・企画部門に所属し、グルーブ会社の設立、運営、企画などを平行し行った。
 台北のプロジェクトにおいては、通常、台湾の現場は清掃が行き届かないなどが一般的であったが、設計監理面で日経の建設会社と協同し、品質管理において顕著な成果をあげて、台北市より清掃、近隣に配慮し環境賞を受賞している。この現場の品質管理がモデルケースとなり協同した建設が台湾において受注増など成果をあげた。また、シドニーは、伝統的な煉瓦造の建物のリノベーションで、レーンコープ市の担当者が応募して伝統的な建物を保存修復に関しての賞を受賞した。
 設計監理にあたって大型ゼネコンの技術研究所と協力し技術を開発し特許を取得しているものもある。
①超耐久性コンクリート構造体(千年コンクリート)以降、ゼネコンで200年コンクリートが流行した時期があった。
②免震装置(おもに台座レベルでの貴重なものの地震力に対しての保護)
③薄板石材の製造方法(オニックス系の石材をガラスで挟み透過性のある)
その他 中国産の竹製合板材 床暖房・襖枠・レザー切断など
竹(植物上は草に分類され生育が早い。5年程度で成長する。)の環境面を考慮し木質材の代換えになるかどうかの研究を行った。
②企画経営
 親法人の発展に伴い、事業の拡大に従って、多数含の子会社が設立。親会社含めたグループ会社をトータル的に経営指導する統括会社としてのマネージメント部門が発足。中小企業診断士の資格を持つ責任者のもとに、副室長として経営面の薫陶を受け、企画、運営など行った。具体的な成果は、新給与体系の制定、人事制度(職能資格制度)の制定、人事評価制度の制定、社是社訓の制定、グループ会社の業務方針、グループ会社の経営指導応援。
 設計部門と兼務しながら最終的には、副会長として、グループ全体の経営管理を行った。
③海外事業
1)日本においての海外経営指導
 海外関係の担当責任者として、フランス、アメリカと子会社を設立された。社長が現地在住であったが、各国の弁護士との協同で会社を設立。事業的な経営協力を行った。具体的には、真如苑が海外に設立の寺院建立をした時の設計監理体制の協力。海外からの輸入品の発掘など(イギリスのウィタード紅茶、スワロフスキー、ドイツのマイセン、ハワ

■その他
どちらでご経験されましたか?: 1.大組織建築事務所のデザイナー経験
2.法人の外郭団体 建築設計事務所設立・国内外含めた多分野の経営企画
・管理建築士から経営体の副会長まで
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 1.大組織建築事務所 1974年4月 〜 1980年8月
2.法人の外郭団体  1980年8月~2010年2月
その時どのような立場や役割でしたか?: 1.大組織建築設計事務所 建築デザイナー
2.法人の外郭団体  
①設計事務所設立 管理建築士 設計本部長
②グループ会社としての発展にともないグループ全体において、
 設計だけでなく 管理職・取締役・社長・副会長
得意な分野・領域はなんですか?: 1.建築設計監理
2.企画・経営
3.海外事業

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氏名:開示前

大学の建築学科を1974年に卒業し、オイルショックの就職が厳しい時期に、日本有数の大規模設計事務所に入社した。大学の卒業設計が1等で社長より期待をかけられ、数々の大型物件を経験させていただいた。
 今は日本を代表するテーマパークとなっているアミューズメント施設の米国から導入企画、国際空港の概念設計、大相撲も開催される多目的施設の設計監理など、不況時の入社と育成の為デザイナーとして、実質的なまとめ役まで経験させていただいた。又、役員の代理として建築資料集成などの編集委員を経験させていただいた。
 知古のあった法人のトップとの出会いがあり、法人として設計専門家を探して協力をといただき、安定した立場からの挑戦ではあったが、傘下のまだまだ規模が小さかったグループ会社に入社した。ゼロベースより設計監理組織を立ち上げ、国内外150棟近くの施設の設計監理に管理建築士として携わった。
 入社時少人数であった会社規模も急速に拡大し、設計分野のみならず会社の運営管理、経営指導に携わり、国内外のグループ会社の立ち上げ、経営指導に携わった。
 2010年に法人の施設建設も一段落し、グループ会社より本体に移動し、前職で培ったものを活かし今にいたっている。
 1級建築士のスペシャリストとしての経験から会社運営企画・管理のゼネラリストとしての経験を、国内外含めた経験させてもらった。


職歴

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