労働安全教育、設備の巡視点検、消防活動、ゲームの影響、人に優しい物作り、人に優しい介護におけるVRベースの訓練システムの設計・開発・教育効果判定、左記の実行時の脳活動計測と個人評価への応用についてお話できます
製造現場での炉内高温材料の挙動可視化とVR事故体験システム
大規模プラントでの火災時における消防スキル体験用VR訓練システム
ヒューマンエラーを誘発させる機能を実装した変電工事向けVR訓練システム
ダム出水時対応用VR訓練システム設計開発 などのコンサルティング
その他、
災害時の緊急時対応検討、
放射性物質陸上・海上輸送時の事故時環境影響評価、
確率論的安全評価 などの実施と外部対応
コンクリート構造物、鋼構造物の挙動モニタリングと劣化部データサンプリング
コンクリート構造物モデル供試体の強度・疲労試験
博士(工学)
日本バーチャルリアリティ学会会員、
電気学会会員(D部門技術継承関連委員会委員長・幹事を歴任)
■その他
どちらでご経験されましたか?: 電力業界
国立大学法人
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 約20年間経験を積んだ
VR訓練システムのコンサルティング~自前または発注先向けの設計開発~納入先での導入効果判定のアドバイスまで、13件以上手がけた。現在も、2件コンサルティング中。
一番誇りに思う成果はなんでしたか?: ①自ら設計・開発した、放射線計測VR訓練システムを用いて、医工連携の分野で、のべ数百人規模の被験者が同システム実行中の脳活動を計測し、VR訓練システムにおいても、習熟現象が起こること、そのときの脳活動の推移がこれまでの知見と異なることを、学術論文で初めて明らかにした。
②VRコンテンツは、CGの綺麗さ、没入感が主に評価されているが、例えばビデオや座学との定量的な比較が実施されてこなかった。そこで、自ら設計・開発したダム施設のVR巡視・点検システムを用いて、被験者が同じシーンでVRとビデオを体験するときの脳活動を計測し、VRの方が思考判断を司る前頭前野の活動が活発になることを学術論文で明らかにした。
この分野は今後どうなると思いますか?: 今年は、VR元年と言われて、ゲームでの製品開発が活発に行われており、展示会でも注目されているが、VRの本当の威力は、①事故体験・災害体験により安全意識の向上を図る、②IoTによって退職した熟練技術者を活用した物作りや技術継承を円滑に行う、③介護施設などでお年寄りに疑似体験してもらうことで認知症予防につなげる・・・など様々な実生活の場面で有効なツールとなる。ただし、(日本人が重視しがちな)作るだけで終わることなく、活用されてなんぼの世界である。そのためには、生理指標や行動指標を利用した計測を同時に行うことにより、導入効果のデータを積み上げてフィードバックしていく必要がある。
その時どのような立場や役割でしたか?: プロジェクトマネージャ兼研究職
予算策定、予算獲得交渉、予算執行管理
発注相手先を訪問してのヒヤリング、システム設計、開発状況の管理、納入後のサポート
関連する論文やブログ等があればURLを教えてください: http://criepi.denken.or.jp/jp/kenkikaku/cgi-bin/report_reference.cgi
N11029, N10043, N08031, N05056, U03072, U01039, U99058, U98029, EU98003, U98037, U97076, U97040, U97033, U97008, U93036, U87023, 382024