デジタルシネマ業界における関連技術詳細とその動向について話せます
2015年にソニーを退職後、フリーランスとしてシネマ業界での技術活動を継続しています。ソニー在籍中、米国赴任中に広げた人脈は今でも大切に活用させてもらっており、今でもハリウッド界隈のデジタルシネマ業界では『唯一の日本人技術者』として広く認知されています。
■その他
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 2005年から現在
どちらでご経験されましたか?: ソニー株式会社
Sony Electronics Inc.
その時どのような立場や役割でしたか?: ソニー初のデジタルシネマ上映システムを開発リーダーとして完成させた後、デジタルシネマビジネスの主戦場である米国に『唯一の日本人技術者』として赴任し、ありとあらゆる技術課題の窓口となり『ソニーデジタルシネマの技術の顔』として米国でのデジタルシネマビジネスの立ち上げから成熟までを成功に導きました。
一番の課題はなんでしたか?また、その課題をどう乗り越えましたか?: デジタルシネマ業界後発であったソニーの技術、製品、サポートに関して、映画会社、配給会社、劇場顧客の技術責任者の理解、信頼を勝ち取ることが最大の課題でした。
それは一朝一夕に解決できるものではなく、業界内の技術関係者との交流を広げて最新技術動向を製品改善に取り込み、各種技術課題には真摯に対応する一方で、技術ロビー活動を行い自社製品の技術が有利になるように業界動向を誘導することで、業界に対するコミットメントを示し続けた結果、勝ち取ることができました。
最初の1台から10台、100台、1000台、10000台に至る中で、それぞれのフェーズでは次元の異なる課題に柔軟に解決策を講じる必要がありました。
一番誇りに思う成果はなんでしたか?: ・開発中のソニー初のデジタルシネマ上映システムで、世界初の4Kデジタル上映による『スパイダーマン3』のワールドプレミア(日本東京)を成功させました。==> 最初の1台
・ソニー初のデジタルシネマ上映システムを一挙に導入し、世界初の4Kフルデジタルシネマコンプレックスのオープン(米国シカゴ)を実現しました。==> 最初の10台達成
・1年以上にわたる米国の2大大手劇場顧客への試験導入の結果、技術力、サポート力に対する信頼を勝ち取り、12000台を超える導入契約に結び付きました。==> 10000台達成
地域: 神奈川県、米国カリフォルニア州
役割: システム開発責任者、海外パートナー技術折衝、対顧客技術折衝、国際技術標準化、現地技術支援
規模: 海外拠点の技術体制構築(10名程度)
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職歴
個人
- デジタルシネマ技術コンサルタント 2015/5 - 現在
ソニー
- デジタルシネマシステム 2005/8 - 2015/4
Sony Electronics Inc.
- System Engineering Manager 2007/12 - 2012/12